台風の後、暗闇が襲った

ここフィリピンは例年より暑く、そして暗い年となった。

昨年末フィリピン首都マニラを台風OndoyとPepingが襲った後、人々は雨が降ると神経質になるようになった。多くの人が恐怖症になったのだ。そのようなフィリピン人を誰も責めることはできない…。なぜならば、皆は目の前で同じものを見ていたからだ。家が瓦礫の山と化したり、車がおもちゃのように飛んだり、草木や動物たちが押し流され、嵐の中お互いを結び合っている手がその力を失ってゆくさまを・・・。私ですら、まさかの時が来たならば家の目の前のマンゴーの木に登って洪水を逃れようと思い描いたりしてしまった。

しかし、そのような日々は過ぎ去った。

であるならば、以前のようにフィリピンの天候は完璧に元に戻ったのだろうか? いや、違う。毎日の暑さに、私は溶けてしまいそうです。

皮肉なことに、フィリピンは今、深刻なエルニーニョに苦しんでいる。水力発電所の生命線である貯水池はすっかり干上がってしまっている。夜は以前にも増して暗くなった。水を積んだコンテナには行列ができており、人々は順番が来るまで水がもつことを祈りながら待っている。その横で、水の配給主は疲れ果てて立っている。電力供給の中断は小さな町およびマニラのような大きな町ですらローテーションで行われている。頻繁な電力供給の一次停止はフィリピン全土に痛々しい傷跡を残し、進歩に対して後ろ向きにさせてしまう。たとえろうそくと小型発電機の売上がここ最近急上昇していたとしてもそれは変わらない。経済の発展にとって何の助けにもならないのだ。

多くの場所と同様、私のいる地域でも"災害(calamity)の状態にある"と公式に宣言が出された。この言葉"calamity"は大災害(disaster)と同義語である。ここ数日は本当に暑くて、皆が汗をかき続けています。畑には割れ目ができ、植物は枯れ果てている。そんな中、昨晩はまさに完全な災害であった。私はクラスの途中で、急に家の中が暗くなった。生徒とオンラインで話す英会話の楽しい時を続けることができず、急に無口になった。それは完璧に暗く、そして静かな時であった。ただ、私のまわりを飛ぶ蚊だけがうるさく私と共にいた。(ああ、私は少なくとも一人ではないのだ。)そして、暗くて暑い気温の中、違う場所にいる他の先生から私の携帯にテキストメッセージが届いた。その先生も、電力停止によりクラスを中断したとのことだった。 大災害である…。いや、私は泣き言を言っているわけではない。私は自分の仕事と自分の国を愛している。しかし、私は正直でなくてはならない。最近、生活はとてもねじれていて惨めな状況になってきた。

しかし、どれほど惨めな状況であっても、人生は続いてゆく。いかに複雑で入り組んでいても、強く努力して人生を豊かなものにすべきと思う。たとえここにろうろくの光しかなくても、そこに希望の光を見ようと思う。

by Mylene 2010/2/12
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