マライバライ、そこは森の中の都市

慌しい生活を続けていると、時に常軌を逸してしまうこともあるかもしれませんね。私たちは皆、人間なのですから、時には立ち止まることも必要でしょう。

止まる。そして、息を吸って、リラックスする。

そして、都会の慌しい生活から引きこもるだけでなく、見る景色を変えることでまるでけむに巻かれたように見事に真に必要とされている休息を取ることができるかもしれない。

そんな思いを胸に秘めながら地方に旅をすることはとても素晴らしい逃亡になることでしょう。町での慌しいルーチンワークとは違い、田舎での生活はとてもゆったりしたものです。新鮮ですがすがしい空気、新しく摘み取った果物と野菜、のどかな環境、友好的な雰囲気、などなど。これらは非の打ちどころがない神聖地区の厳密な定義と言っていいでしょう。

個人的見解としては、マライバライは理想的な隠れ家です。ブキドノン州の山脈地形の中心に位置しており、カガヤン・デ・オロ市からバスで2時間で簡単に行くことができます。

歴史的には、スペイン人が来る以前に町はありませんでした。スペイン人が先住民に町の名前を尋ねたときに"Walay Balay"(ビサヤ語で「町ではない」という意味)と言われたのですがそれがそのまま呼び名となりマライバライ(Malaybalay)が町の名前になったのです。

森の中の都市と異名を持つマライバライは町が成立した1998年以降、のんびりした雰囲気を損なわないようになんとかやりくりしてきました。ですので、この町は見逃すことができません。松の木で装飾された周囲は、この町の南にあるバギオ(Baguio)市に似ています。涼しくて、静かで、平和で、そしてスローです。

旅行者向けのイベントのひとつに、カアムラン・フェスティバルがあります。それは唯一無二の本物の民族フェスティバルなのです。祝典は毎年2月の中頃から3月10日まで続きます。祝祭行事は本物の先住民族によるストリート・ダンスのパフォーマンスでハイライトを迎えます。その他のアクティビティ、たとえばロデオや馬のショー、モトクロスなども無視することはできません。それらもまた、とつも多くの観客を集めるのです。そして、農地売買市が州の議事堂で行われます。エキソチックな植物が特色となっており、そこでは地元あるいは近くの町で作られたおいしいごちそうが出ているのです。これもまた、必見です。

マライバライは農業に向いた豊かな土地の中にありますから、訪問者は1年中豊富にある新鮮な収穫物をかじることもできます。異国情緒あふれたフルーツ、たとえば、東南アジアにおいて"果物の王様"として有名な、異臭があってとげとげしいドリアンなどをとても良心的な価格で買うことができます。ですから、財布を痛めることなくフルーツに対する切望に浸ることも、とても簡単にできてしまうわけです。

そのほかには、キリスト教徒に特に人気がある"変貌の修道院"があります。長く曲がりくねった未知をしばらくトレッキングした後に丘の頂上に建てられたピラミッドの形をした礼拝堂を見たのですが、それは息をのむような景色でした。私たちが行ったのは日曜日だったのですが、幸運にもミサを聞くことができました。

この修道院は聖ベネディクト系列の修道士によって運営されており、修道士は生活に祈り、静寂、そして質素さを導びいています。ここの修道士が有名なのはそれだけが理由ではありません。彼らはその多くの時間を農業に費やして米やとうもろこしやピーナッツや大豆やコーヒーを作っているのです。そして、修道院で有名な"修道士のブレンド・コーヒー"が作られているのです。

2日間の滞在が終わろうとしています。田舎での時間の空白は間違いなく心身を元気づけました。私が好きになったのは、松の木に覆われた町というだけでなく、マライバライそれ自身がユニークなものとして成り立っているその事実全てを好きになったのです。見事な自然のままの土地、涼しい気候、人あたりの良いその土地の人たち。そして最も気に入ったのは、シンプルで落ち着いた暮らしです。

この町を離れるのは心が重くなる心境ですが、私は今、正直に言うことができます。「私の2日間のバケーションは有意義に使われました」と。そして私はどうにかしていつかまたこの小さな町に戻ることになるでしょう。早かれ遅かれ、私はいつかまたまた休憩が必要になるでしょうから。なんだかんだ言って、私も人間なのです。しかし、ひとまず私は現実を大きな笑顔で抱きしめて、眺めがよくてつつましい町でかつて立ち止まって緊張をほぐしたことを思い描くのです。

by nash 2010/3/27
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