学生時代に教科書等で英語を勉強して、いざ英語圏の国に行ってみるとネイティブの言っている言葉が全く理解できないなんてことはありませんか?今はどうかわかりませんが、私が学生だった頃の日本の英語教育は話せようになることが前提ではなく、文法や単語に力を入れて大学入試に合格する為のものでした。文法だけ覚えても活用できなければ意味がないですし、単語を覚えても使えなければ意味がありませんよね。また、メールではなんとか会話できるけど、日常会話になると一気に難易度が上がり全く付いていけないなんて経験もみなさんあるのではないでしょうか?学校ではほぼ絶対習わないけど、日常会話には絶対欠かせない話し言葉のフレーズがたくさんあります。私の3年近くの海外生活経験を元に、ネイティブがよく使っているフレーズを今回はピックアップしたいと思います。ただ量が多いので、今回は2回に分けたいと思います。まずは基本的でかつネイティブの使用頻度が多いフレーズをご紹介しますので、丸暗記してどんどん使っていきましょう☆ |
●基本的で使える場面が多いフレーズ・Leave it to me. 「私に任せて」 |
⇒I'll take care of it.のカジュアルバージョンです。meの部分をyouに変えると、I'll leave it to you. 「あなたに任せるね」のようにも使うことができます。 |
ex)Are you sure you don't need my help? 「本当に私手伝わなくていいの?」 Sure, leave it to me. 「もちろん私に任せてて」 |
・I have no idea. /I have no clue.「知りません」 |
⇒I don't know「わからない」と同じ意味で使うことができますが、i have no idea/clueは「知りません」と訳す方がしっくりします。 idea とclueの違いについてですが、ネイティブは同じ意味で使っていて違いはほぼありません。 どちらも置き換えが可能です。ちなみに置き換え可能な事をinterchangeableと言います。 |
ex1)I have no idea/clue how much this bag is. 「このカバンいくらか全然検討がつかない」 |
ex2)I have absolutely no idea/clue what you are talking about.「あなたがなんの話をしてるのか全くわからない」 |
・It's not a big deal/ It's no big deal「大したことじゃない」 |
⇒big dealは”何か重要なもの・こと”という意味です。big dealを砕けたようにbiggie(ビギー)というネイティブもいます。その時には it's no biggieとなりa はいらないので気をつけましょう。 |
ex)I'm so sorry about yesterday.「昨日は本当にごめんね」 No worries. It's not a big deal.「大丈夫だよ、そんな大したことじゃないよ」 |
・All right. 「大丈夫/了解/賛成/普通」 |
⇒メールなどでカジュアルな場面ではalrightなどと短くするネイティブもおり、私もその一人ですが正しい英語ではありません。ただ近年みんなが使うようになったので、だんだん認められつつあるスラングの一つではあります。手紙や正式文書等を書く場合には必ず、all rightと2語で書きましょう。たくさん意味があるのですが、今回は例文4つを使って使い方と意味の違いを見ていきましょう。 |
ex1)問題ないと伝える時 Is everything all right?「何かお困りですか?」(店員さんがお客さんに尋ねる定番の言葉です) Yes, I'm all right thanks. 「大丈夫です、ありがとう」 |
ex2)賛成・同意する旨を伝える時 Do you want to go out for dinner tonight? 「こんばん外食する?」 All right.「いいよ」 |
ex3)whatever「どうでもいい」的な少し投げやりな返答をする時 How was your day today?「今日どうだった?」 It was all right.「別に対して何もないよ/普通だよ」 |
ex4)肯定も否定もしてないような返答をする時 What did you think about her boyfriend.「彼女の彼氏の事どう思った?」 He is all right.「いい人だったよ/悪くはないよ」 実は言い方やトーンによって、ネガティブにもポジティブにも伝える事ができます。 低めのトーンで言った場合、He is all right.(but...)彼に何か問題があるような感じに濁す事もできるのです。 |
・Hold on!「待って」⇒wait と同じ意味で使えます。Hold on one sec(second)「ちょっと待って」と言うこともできます。 secondをminuteに変えるとsecondより少し長い間待って欲しい時に使えます。 似たような表現でGive me one second. /Give me a minute. もあるので一緒に覚えましょう。 |
ex1)Prrrrrrrr This is ABC company how may I help you?「ABC 社です。どのようなご用件ですか?」 Hi, could I talk to Mr. Nakai?「Hi 田中さんとお話しできますか」 Sure. Hold on one second. I'll put you through.「もちろんです。少々お待ちください。お繋ぎしますね」 |
ex2) Come on! Hurry up, or we will be late for the school.「ね〜急がないと学校に遅れちゃうよ」 I know, hold on one sec. 「わかってるよ、ちょっとだけ待って」 |
・Let me know.「教えてください」 |
ex) Do you know if you are free on the 26th? 「26日って空いてる?」 Hmm, I’m not sure because I haven't received my schedule from my boss yet.「上司からまだ予定表貰ってないからわからないの」 Okay, let me know when you find it out. 「わかった、じゃあわかったら教えてね」 |
・Why not? 「なんで?/もちろん」 |
⇒シチュエーションや文面によって全く意味が変わりますので以下の例文で2つの使い方を見てみましょう。 |
ex1)聞かれたことに対して、何が悪いの?と少し開き直るような返答をする時 Why are you always buying a ridiculously expensive bag? 「なんでいつもアホみたいに高いカバン買うの?」 Why not? I have expensive tastes. 「なんでダメ?私高級志向なのよ」 なんで〇〇なの?と聞かれたら、なんで〇〇じゃダメなの?と反抗するような意味でよく使われます。 |
ex2)聞かれたことに対して、ぜひそうしましょうと回答する時 Would you like another beer?「ビールのおかわりはいかがですか?」 Sure, why not!「もちろんです」 |
〇〇しない?と聞かれたら、〇〇しない理由がないよねと言うような意味でWhy not を使うこともできます。 |
皆さんは英語を勉強する中で好きなフレーズや言葉はありますか? 私が8年ほど前に初めてアメリカに留学して日常会話に慣れた頃、英語で一番好きな表現は"I have no idea"でした。日本語に訳すと違和感があるけれど、すごく英語らしい考え方/表現だなぁと思ったからです。カナディアンの彼に聞くと、ただ単にI don't have any idea.よりスムーズで言いやすいからだと言います。例えば、I don't think it will works. =I think it won't work「うまくいかないと思うな」と2つの違う表現方法で言うことができると同じような感じですね。英語の文法や慣用句を知れば知るほど、日本人と英語を話す国の人の考え方が違うのがわかって、言葉だけでなく文化も同時に学べるから楽しいですね(((>∇<)))第2弾もお楽しみにっ☆ |
To be continued.. |
By Peco |